夕食時間を見計らったように近くに建つマンションのセールスマンはやってくる。興味がないと伝えてお引取り願う。この仕事は大変だなと毎回つくづく思う。毎日、拒否されるというのはつらい。精神的に飛びぬけてタフな人だけがこの業界では成功するのではないか。
私自身、作業の合間に新規のお客様を探そうとメールを書いている。メールだけで客さんを訪問するわけではないけれど、営業のたびに疲労困憊になる。しかし、作業はそれほど難しくはない。お客様を探すために適切なキーワードでGoogleを検索して、パッと見てダメだと思うページ(格が違いすぎる、運営されていないなど)は避けて、気持ちがピッタリとくるページを探す。見つかったら、レイアウトや各ページの機能、セッションIDの使い方などを見る。運営者がどのような人か想像する。次に、購入者とプログラマーの両方の目で提案事項を考える。全部でないが、提案事項や「サイトの感想」をメールに書くこともある。いろいろ考えすぎて、何通か出すとぐったり疲れてしまう。営業という作業が心身に合わないのだと思う。見積もりを書くときは一通ごとに気合をかけて送信する。見積もりの場合は一通ごとにぐったりする。
今日もメールを出し続けている。結果は、メールを100通ほど出して、1件だけお客様から依頼があった。反応は依頼も含めて3件。同業者が多くなったのか、以前に比べて反応は少ない。年の瀬でそれどころではないというところだろうか。ログを見るとかなりの数のお客様(だと思う)方がサイトまでお越しいただいていて、ありがたい。
私の出したメールは、何かのときに役立つと思っていただいているようで、メールのどこかに保存されている、という話をよく聞く。そうやって、緊急時に私に連絡された方が数件あった。
あれこれ考えながら、きょうもまた営業。
外は冷たい雨が降っている。