永田順伸のブログ

osCommerceのPHP5対応

PHPの開発チームは8月7日にPHP4.4.9をリリースした。セキュリティの向上やバグフィックスが主な内容だ。
問題はPHP4系はこれが最後のリリースになるということ。
http://www.php.net/archive/2008.php#id2008-08-07-1

PHP5系列は5.3 alpha1が8月1日にリリースされている。
PHPを使用している人はPHP4からPHP5に移行しなさいということになる。
先月あたりから、レンタルサーバのPHPのバージョンが次第にPHP4からPHP5に移行しはじめているようだ。
osCommerceやZen cartなどいま使用中のものはPHP4が多いので
急に動作しなくなったとか、自分で移転したら動作しなくなったというお客様からのメールも届くようになった。
あるレンタルサーバ会社に問い合わせたところ、共用サーバは一括して、専用サーバはセキュリティ上の問題が
出た時点でPHP5に移行してしまうということだった。

PHP4をPHP5に移行する場合、OSごとバージョンアップすることがある。この場合、MySQLも一緒にバージョン5になり、
修正しないといけない点がでてくる。SQLの記述方法で厳しくなっている箇所がありそこも修正する必要がある。
文字コードはUTF8が基本になるので現在EUCでosCommerceなどを動作させている場合は、PHPやMySQLで使用している文字コードが一致するように設定が必要になる。

本当は本家osCommerceがPHP5、MySQL5対応したものをリリースしてくれるといいのだが、
1年くらいそのニュースは途切れているので期待しないほうがいいのかと思う。
http://www.oscommerce.com/about/news

ロードマップや
http://www.oscommerce.com/community/roadmap

バグリポートを見ると
http://svn.oscommerce.com/jira/secure/IssueNavigator.jspa?reset=true&pid=10000&resolution=-1&fixfor=10000

少しずつ作業は進んでいるようだ。
もう少し技術力や英語力があればお手伝いしたいところだけど、
楽しみに待っているしかないようだ。

Zen cartはPHP5、MySQL5、UTF8対応のものが企業によって無償で提供されているので、
それを利用したほうが簡単。しかし、モジュールやテンプレートなどはバージョンが合わないことがあるので注意が必要だ。

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